月別アーカイブ: 2019年1月

【2019年11月04日】

オオカワラヒワ

スズメ目アトリ科カワラヒワ属 冬鳥 全長16cm
学名:Chloris sinica kawarahiba
英名:Oriental Greenfinch

 亜種オオカワラヒワは、冬鳥で、北海道以南に見られる。亜種カワラヒワは、留鳥で本州から九州、伊豆諸島、北海道では夏鳥として見られる。

 オオカワヒワは、3列風切り羽外縁の白色部が広い。

【2019年06月28日】

外来種:野鳥

「特定外来生物」とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。 <環境省ホームページより>
 現在(2019年段階)、外来種の鳥類で特定外来生物に指定されているのは、
カナダガンシリアカヒヨドリガビチョウヒゲガビチョウカオジロガビチョウカオグロガビチョウソウシチョウの7種類。 特定外来説部一覧表(環境省)


ガビチョウ(スズメ目チメドリ科ガビチョウ属)・・・特定外来生物
学名: Garrulax canorus
英名: Chinese thrush
形態: 全長20~25cm.全体に黄褐色で,目のまわりとその後方の帯は白い.腹の中央は灰色で,喉と上胸に細いすじが入る.尾羽はやや黒い.嘴は黄色.
分布:宮城,福島,千葉県を除く関東各都県,大阪,兵庫,鳥取,島根,山口,高知,鹿児島を除く九州各県.
生息環境: 丘陵地,平野部の低木林に生息し,藪を好む.積雪量の多いところには分布しないのは,地上採食性であること,渡りをしないことが原因と考えられる.
繁殖生態: 産仔数:1回に4卵、繁殖期:原産地では繁殖期は4~7月
影響を受ける生物:在来鳥類 ハワイでは,ガビチョウが侵入してから在来種が減少している.

                               引用:国立環境研究所 進入生物データベース


ソウシチョウ(スズメ目チメドリ科ソウシチョウ属)・・・特定外来生物
学名:Leiothrix lutea
英名:Pekin Robin
形態: 全長約15cm.体色は暗緑色で,眉斑から頬は薄い黄色,のどは黄色で胸は濃いオレンジ色,翼に黄色と濃い赤の斑紋があり,嘴は赤色.
分布: 茨城,東京,神奈川,山梨,静岡,愛知,和歌山,大阪,奈良,兵庫,三重,福岡,熊本,大分,宮崎の都府県で繁殖した記録がある.山形,栃木,群馬,埼玉,長野,岐阜,福井の各県および近畿・中国・四国・九州の全県でも分布記録あり.
生息環境: スズタケなど1mを越えるササ類の繁茂する標高1000m以上の落葉広葉樹林で繁殖する.越冬期は標高の低い地域に移動し,主に竹林や笹藪に生息する.
繁殖生態: 繁殖期:繁殖期は4~10月と比較的長く,産卵から巣立ちまで1ヶ月以内であることから,年に複数回繁殖している可能性がある。産仔数:1回に3~4卵
影響を受ける在来生物:メジロ,コマドリ,コルリ,ウグイスなどの在来鳥類.

                              引用:国立環境研究所 進入生物データベース
カオグロガビチョウ(画像は環境省ホームページより) ・・・特定外来生物
学名: Garrulax perspicillatus
英名: Masked laughing thrush
形態: 全長30~40cm.目のまわりが大きく黒い.頭頂,粽,喉,上胸は灰褐色で,背は鈍い褐色.オリーブ褐色の尾は円筒で長く,下尾筒は明るい茶褐色
分布: 岩手,群馬,埼玉,東京,神奈川の各都県
生息環境: 低標高の山地,平野部の低木林や竹林,農地など
繁殖生態: 繁殖期:原産地では繁殖期は3~8月で,年2回繁殖する
産仔数:1回に2~5卵
影響を受ける生物 在来鳥類との競合,農業被害が懸念されている.ハワイの在来鳥類衰退の一因として,本種の定着・増加が挙げられている.
影響を受ける在来生物:在来鳥類,農作物
カオジロガビチョウ(環境省ホームページより) ・・・特定外来生物
学名: Garrulax sannio
英名: White-browed laughing thrush
形態: 全長23cm程度でヒヨドリとほぼ同サイズ.全体が地味な焦げ茶色-灰褐色で目の周りから喉にかけて三角形状の白い模様がある.ピシャー等変わった大きな声で鳴く.
分布: 北関東~千葉県
生息環境: 低木層の発達した低地林,里山,樹林地,樹木の多い住宅地,公園等.温度選好性:温帯域-亜熱帯
繁殖生態: 産仔数:3-4個 繁殖期:原産地では3-7月
影響を受ける生物  競合,駆逐 地上性ツグミ類などのヒタキ科鳥類など,生息空間が重なる在来種.
カナダガン(画像は環境省ホームページより) ・・・特定外来生物
学名: Branta canadensis
英名: Canada goose
形態: 国内には、かつて種カナダガン(B.canadensis)の亜種とされていた種シジュウカラガン(B.hutchinsii)が飛来する。在来の種シジュウカラガンには亜種シジュウカラガン(B.h.leucopareia)と亜種ヒメシジュウカラガン(B.h.minima)の2亜種が知られている。
分布: 神奈川県(丹沢湖など)や山梨県(河口湖、山中湖など)、静岡県(田貫湖など)、茨城県(牛久沼など)等で定着が確認されていたが、関係者間の対策が進み、2015年12月に根絶している。
生息環境: 低木層の発達した低地林,里山,樹林地,樹木の多い住宅地,公園等.温度選好性:温帯域-亜熱帯
繁殖生態: 産仔数:3-4個 繁殖期:原産地では3-7月
影響を受ける生物  
■生態系に関わる被害在来の種シジュウカラガン(B.hutchinsii)と交雑する可能性が危惧されている。
カナダガンが定着している丹沢湖から直線距離で約30km に位置する相模川に2008年、シジュウカラガンが飛来しており、交雑の危険性が危惧されている。
茨城県牛久沼に定着したカナダガンは別種であるガチョウ(Anser ancer ver.domesticus:ハイイロガンを家禽化したもの)との異種間の交雑個体が生まれており、シジュウカラガン以外のガン類との交雑も危惧される。
■農林水産業に係わる被害茨城県牛久沼で生まれたカナダガンとガチョウの交雑個体が水田のイネを食害した事例が確認されている。
■人的及び社会経済に係る被害海外では飼育由来の留鳥化したカナダガンが増加した地域で、草地の過食、水草への食害、水際の土壌流出などが問題となっている。
分布域であるアメリカでは、都市公園などに定住して渡りをしない個体が急増し、繁殖期にヒナを守るため人を攻撃する、糞をまき散らすなどの被害が深刻化している。
シリアカヒヨドリ(画像:ウィキペディアより) ・・・特定外来生物 (2018年1月15日より)
学名: Pycnonotus cafer
英名: Red-vented Bulbul
形態: 全長19-20cm,体重28-40g.全体は暗褐色でうろこ状の模様がある.虹彩は茶色,くちばしと足は黒.腰に白色の羽毛を持ち,尾羽は先端が白くあとは黒い.尻・下尾筒が赤い.
分布: 国内未定着.神奈川県では観察例がある.
影響を受ける生物: 日本に導入すれば定着し,在来のヒヨドリなどと競合する可能性がある.海外では,果実などの農業被害が出ている.
ヒゲガビチョウ(スズメ目チメドリ科ガビチョウ属) ・・・特定外来生物
学名:Garrulax cineraceus
英名: Moustached laughing thrush
形態: 全長24cm程度.全身の地色は赤褐色,目の前方~下方に白斑,その前部~頬にかけて細い黒斑,前頭部~頭頂部~後頭部は黒,風切羽は黒く,三列風切と尾羽は黒白の模様,脚・嘴は黄褐色.雌雄同色.
分布: 愛媛県,高知県,香川県
影響を受ける生物: 不明.2007年時点までの調査によれば,侵入初期と考えられ影響は軽微と考えられている.
ドバト(カワラバト(ハト目ハト科カワラバト属)
学名: Columba livia
英名: Rock dove, Feral pigeon
形態: 全長約33cm.羽色は多様.原種(カワラバト)に近いものは,全体が灰青色で,翼に2本の目立つ黒帯があり,尾羽の先端にも幅広の黒帯がある.背と上胸は金属光沢のある緑色と紫色.
分布: 日本全国の農耕地,市街地,寺社,裸地,林縁,河川.
生息環境:農耕地,市街地,寺社,裸地,林縁,河川
繁殖生態: 産仔数:1回に2卵、繁殖期:通年繁殖し(4,5月が多い),年3回以上繁殖する.
影響を受ける在来生物: 海外では在来鳥類と餌資源や営巣場所を巡って競合.在来鳥類の営巣場所に捕食者を誘因するという報告がある.糞害による建物の汚染.農作物の被害.航空機・列車などとの衝突.オウム病,クリプトコッカス病を媒介する.( 在来鳥類,農作物,人間)

  引用:国立環境研究所 進入生物データベース

【2019年10月14日】

がんばれ!野鳥

ビンズイの頭・・・落としてあげたいけれど

ジョウビタキ(メス)・・・ 落としてあげたいけれど

回帰熱:「ボレリア」と呼ばれる全長100分の1ミリほどの細菌が起こす。自然界ではネズミや鳥などの体内にすんでおり、その血を吸ったダニやシラミに人が刺されると感染する。動物と人を行き来する「人獣共通感染症」一種。
 感染すると1週間前後の潜伏期間経て発熱や悪寒、頭痛や関節痛などが起きる。発熱期が数日間続いた後、数日間の無熱期があり、このサイクルを繰り返す。抗生物質が有効だが、適切な治療をしないと致死率は数%から30%と高い。北米を中心とする新世界型はグランドキャニオンの観光客に多い。旧世界型はサハラ砂漠周辺に加えて南米や中央アジアが流行地だ。
 日本ではどちらの型でもない感染例が北海道で少数見つかったが、死亡例はない。海外渡航による感染例もわずか。      (2019.1.28大分合同新聞「回帰熱アフリカで新種」より)

ハジロカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属)
左の翼が気になります。意図的に右に寄せているのか、それとも怪我が原因なのか?
ハジロカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属)嘴がいくつもあるような・・・頑張れ!

リュウキュウサンショウクイ(スズメ目サンショウクイ科サンショウクイ属)
右目に違和感があるのか閉じていることが多い個体。

やっと右目が開いた瞬間
ウミネコ(原因は分かりませんが、左足首から下が欠損しています。)
トラクターとの接触事故か左足が骨折しているチュウサギ
チュウサギ
ウイルスの影響なのか嘴が変形しているチュウサギ

【2019年04月29日】

色鮮やかなソウシチョウ

スズメ目チメドリ科ソウシチョウ属 中国、ベトナムなどに生息する。江戸時代から輸入、飼育されていたものが野生化した。ウグイスなどに影響を及ぼすといわれ近年、外来生物法により特定外来生物に指定された。本州中部以西で多く、関東地方でも増加傾向にある。雌雄ほぼ同色。オスは初列風切羽基部外縁が赤い。
 自分のフィールドにこんな鳥がいるなんてビックリしたところです。九州では、留鳥とのことですので、今後も見られることを期待しています。

ソウシチョウ
ソウシチョウ(スズメ目チメドリ科ソウシチョウ属) <全ての画像>

【2019年10月17日】

ホオジロの仲間

アオジ
1.アオジ(スズメ目ホオジロ科ホジロ属)留鳥・漂鳥 全長16cm(アオジについて)
2.オオジュリン(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)留鳥・漂鳥 全長16cm(オオジュリンについて)
ホオアカ
3.ホオアカ(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)漂鳥16cm(ホオアカについて)

ホオジロ
4.ホオジロ(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)留鳥 全長17cm(ホオジロについて)
ミヤマホオジロ(スズメ目ホオジロ科ホジロ属)冬鳥 全長16cm(ミヤマホオジロについて)

【2019年11月18日】

ホオジロでなくホオアカだよ。

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 留鳥・漂鳥 全長16cm
学名:Emberiza fukata
英名:Chestnut-eared Bunting
 漂鳥として九州以北に分布し、東北以北では夏鳥。山地の草原、高原で繁殖し、冬季は平地のヨシ原、草地、農耕地で越冬する。夏羽は頭部が灰色で、頰はレンガ色。冬羽は全体的に色がくすんで、褐色みが強い。

ホオアカ(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)<全ての画像>  「ホオアカがやって来た!」へ

【2019年05月28日】

3種類目のウ、ヒメウ発見

カツオドリ目ウ科ウ属 
北海道(旅鳥)、本州北部(留鳥:岩手と新潟、旅鳥)、本州中・南西部(冬鳥)、四国(冬鳥)、九州(留鳥:大分、冬鳥) 冬鳥として全国で見られるが、ウミウやカワウより少ない。嘴が細く、カワウやウミウと違います。 絶滅危惧ⅠB類(EN)

ヒメウ
ヒメウ(カツオドリ目ウ科ウ属) <全ての画像>

【2019年10月26日】

初めての撮影ハジロカイツブリ

カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属 冬鳥 全長31cm
学名:Podiceps nigricollis
英名:Black-necked Grebe
 冬鳥。沿岸、大きな湖沼などに飛来する。頭の黒色部は眼より下まであり、境界線は耳カイツブリより不鮮明。

ハジロカイツブリ(カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属)<全ての画像>