月別アーカイブ: 2021年9月

【2021年09月25日】

ホウロクシギの鳴き声

チドリ目シギ科ダイシャクシギ属 夏鳥 全長63cm
学名:Numenius madagascariensis
英名:Far Eastern Curlew
 長く湾曲した嘴が特徴の日本に渡来する最大級のシギ類です。少ない旅鳥として春と秋の渡り期に全国に渡来し、西日本に多いそうです。褐色の色が焙烙(ほうろく:素焼きの浅い土鍋)に似ていることが和名の由来のようです。絶滅危惧Ⅱ類(VU)です。
 今回は、2シーンで飛び立った時に鳴き声が収録できました。ただ、爺の耳ですので、鳥の鳴き声を人間の言葉に当てはめて聞く聞きなしは遠慮しておきます。実際にお聞きください。

【2022年03月20日】

力持ちキョウジョシギ

チドリ目シギ科キョウジョシギ属 旅鳥 全長22cm
学名:Arenaria interpres
英名:Ruddy Turnstone
 体面上面の赤褐色が目立つシギ類。羽縁が淡色で鱗模様の場合は幼鳥。オスの夏羽は、顔から胸にかけて白黒、体正面は赤褐色と黒のまだら模様。メスの夏羽は体正面が淡い赤褐色で、頭頂は褐色。足は橙色。和名は京女鷸、羽色が着物を着た女性のように見えることに由来するらしい。
 採餌方法は、小石をひっくり返してカニやヨコエビなどを捕食する。体の割に大きな石をも軽々と裏返すことができる。ピンク色の短い足も石を裏返すのに好都合のように見えてくる。

【2021年09月23日】

キュートなシロチドリ

チドリ目チドリ科チドリ属 留鳥 全長17cm
学名:Cbaradrius alexandrinus
英名:Kentish Plover
足が黒っぽく、小走りで移動しながら採餌する。胸の黒い帯はつながらない。
後頚部まで白い。シロチドリに似ているメダイチドリは後頚部は白くない。(メダイチドリとの識別ポイントの1つ)海岸や河口の砂地で繁殖し、干潟などに群れる。北日本では秋冬に暖地に移動。雌夏羽は雄より淡い。ピルピルと鳴く他、繁殖期には、ケレケレと大きな声も出す。絶滅危惧Ⅱ類(VU)

【2021年09月22日】

オオメダイチドリとメダイチドリ

チドリ目チドリ科チドリ属 全長22~25cm 少ない旅鳥
学名:Charadrius leschenaultii
英名:Greater Sand Plover
 初めて2021年の9月21日に干潟で観察することがができた。これまでにメダイチドリは何度となく観察していたもののオオメダイチドリにはなかなか出会えていなかった。この日は曇天から小雨模様になるなど撮影にはやや不向きであったが、メダイチドリよりは足が長く、嘴も長くて太いオオメダイチドリだとすぐに確認できた。また、この時は、オオメダイチドリだけでなく、メダイチドリ(全長20cm)とシロチドリ(全長17cm)も一緒に行動しており、それぞれの特徴や大きさ比較ができた。