月別アーカイブ: 2019年6月

【2019年06月25日】

無事に巣立っていたコサメビタキ

 スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 夏鳥 
 6月20日には、巣が空っぽの状態になっており、無事に巣立ったのか、それとも外敵にやられてしまったかと、とても心配していましたが、無事に巣立った幼鳥を確認することができました。
 下の画像は、親鳥から餌をもらったばかりの幼鳥です。

6月24日 親と巣立って間もない幼鳥(コサメビタキ)(左上の親から餌をもらうのを確認できました。)
6月19日子育て中・・・翌日6月20日には、巣が空っぽでした。 (コサメビタキの子育てへ)

以下の画像は、6月24日撮影、餌を運ぶ親鳥と巣立った幼鳥です。

【2019年11月04日】

初めての留鳥イカル

スズメ目アトリ科イカル属 留鳥・漂鳥 全長23cm
学名:Eophona personata
英名:Japanese Grosbeak

大きく黄色い嘴が特徴のアトリ類。全長23cm。九州以北に分布し、主に山地の広葉樹林帯で繁殖する。冬季は低地や暖地に移動する個体が多く、数羽から数十羽の群れを形成する。

遠いイカルを105mmのレンズで撮影した画像です。かなり不鮮明です。この日は、鳥撮用のカメラを持っていなくて残念でした。

【2020年04月19日】

保護中: 直川の一日(2019.6.23)かわいいね!

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

【2019年06月18日】

久しぶりのカワセミに遭遇

ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属
 葦原で、セッカを探しているところに偶然カワセミが飛んできました。初めて、ホバリングするカワセミを見ました。残念ながら、撮影はできませんでしたが、あまいピントながら、小魚を補食した場面を撮影することができました。
 この場所にカワセミがいることも知らず、ほんとに偶然でした。次回は、もっとばっちり撮影できればと思いますが、構えていてやって来るカワセミではないでしょうね・・・。

(カワセミについて)             <全ての画像>

【2019年10月17日】

コサメビタキの子育て

スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 夏鳥 全長13cm
学名:Muscicapa dauurica
英名:Asian Brown Flycatcher

 キャンプ場で利用客が利用するバンガローそばの松の木に、蜘蛛の糸を使って地衣類を丁寧に貼り付けたお椀形の巣を発見しました。初めて見るコサメビタキの巣になりました。最初は、巣とは全く気づかずに同じ場所によくやって来るコサメビタキだなと思っていました。よく見ないと、松の枝にある小さなこぶとしか見えません。

 巣の中には、5羽の雛が何度も餌を親鳥にねだっていました。巣の近くには、メジロやヤマガラが近寄ってきます。そのたびに雛は親鳥と思って口を大きく開けていました。親鳥は、メジロやヤマガラは、危険ではないと分かっているのでしょうか、追い払ったりはしていません。
 5羽とも元気に育ってほしいものです。

(コサメビタキについて)  無事に育っていたコサメビタキへ

【2019年06月19日】

アオゲラ(亜種カゴシマアオゲラ)

キツツキ目キツツキ科アオゲラ属 

留鳥のアオゲラには、本州に生息する「亜種アオゲラ」、九州・四国に生息する「亜種カゴシマアオゲラ」、屋久島・種子島に生息する「亜種タネアオゲラ」の3種がいるようです。傾向としては南方亜種は小型で、色合いが濃い傾向にあるようです。しかし、持ち合わせの図鑑ではそれぞれの特徴について触れているのものがないので、各方面へ問い合わせたところです。以下に丁寧に回答していただいた内容を抜粋して掲載します。

 

 日本野鳥の会大分県支部より、
①「大分県で観られるアオゲラは亜種カゴシマアオゲラで良いと思います。
②「撮影されたアオゲラが亜種カゴシマアオゲラで間違いないかと問われると、専門機関での調べになります。」
③「亜種の見分け方は、かなりの専門的な書物になると思います。現在鳥の亜種につきましてはDNA検査が主のようです。」
と、丁寧に回答していただいたところです。日本野鳥の会大分県支部の方々に感謝申し上げます。

 

 山階鳥類研究所より、

①「亜種は種の中の地理的な変異ですが、亜種の中には同種の他の亜種と比較的簡単に区別できる場合もありますが、そうでない場合もたくさんあります。ふたつの亜種のそれぞれの分布域から10個体ずつ取り出して並べて比較すると、こちらのほうが色が多少こうだとか、大きさが多少こうだ、という傾向がわかるだけで、1個体を取り出しても亜種は同定が難しいという場合もたくさんあることはぜひ覚えておいていただきたいと思います。」

②「山階芳麿の「日本の鳥類と其の生態」(第2巻、1941)には、亜種カゴシマアオゲラの成鳥の特徴として「アオゲラ((注)これは亜種アオゲラです)に酷似するも暗色で、背の灰色はオリーブ色を帯び、下面は緑色に富み、特に胸は暗色である」とあります。そしてタネアオゲラの成鳥の特徴として「カゴシマアオゲラに酷似するも之より一層暗色である」。

③「体の大きさのわずかな違いは野外観察では難しいですし、羽色の濃淡も野外観察では判断が難しいです。ですので、羽色や形態からアオゲラの亜種を強いて判断する努力をする必要はないと考えたほうがよいです。

④「鳥類標本の所蔵数が100万点あるという、ニューヨークのアメリカ自然史博物館のCharles Vaurieという研究者が書いた”Birds of the Western Palearctic(Non Passeriformes)”という研究書には、「北から南に向かって色が濃くなる傾斜(クライン)があり、これに合わせて、大きさが小さくなる傾斜もあるように見える。しかし、分布域の南側からについて不十分な数の標本しか計測しかできなかった。」

⑤山階芳麿の書いている文言も念頭にお示しの写真を見てみると、なるほど写真図鑑やインターネットで見られる本州産のアオゲラより胸の色彩は濃いように感じられ、羽色から積極的に識別するのは難しいですが、「分布から亜種カゴシマアオゲラと同定をしてみると、羽色もこれに矛盾がないように見える」といういい方はできるのではないかと思います。

 と、アオゲラの亜種についての特徴を文献を元に説明していただいただけでなく、亜種同定至るまでの調査方法から野外観察における亜種同定の難しさやその必要性についても、ご教示いただきました。山階研究所の方に心より感謝申し上げます。

 そこで、表記を暫定的にアオゲラ(亜種カゴシマアオゲラ)といたします。


 この日は、ピヨッ、ピヨーではなく、ケケッ、ケケッと激しく鳴き続けていました。最初は、声はすれども姿は見えず状態でしたが、なんとかいろんな角度で撮影できました。
<画像は、大分県で撮影したもの>

2019.6.14撮影 メス
2019.6.14撮影 メス
2019.6.14撮影 メス

「2度目のアオゲラ」へ

【2019年06月14日】

ハヤブサ2

ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属 宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)が、地球近傍小惑星 「リュウグウ」への着陸およびサンプルリターンを計画している「はやぶさ2」、先日着陸や岩石のサンプリングが成功したようですね。どんなものをもって地球へ帰還してくるのでしょうか?
探鳥を始めて2年目、昨年以来のハヤブサに遭遇しました。「ハヤブサ2」、かっこいいですね。この地域では、ミサゴとともに野鳥界の頂点に君臨するハヤブサです。今年の雛が成長したようで嬉しい限りです。

ろう膜(嘴基部)は青灰色で、目のアイリングが青緑色の若鳥、成鳥は黄色。親鳥はどこに行ったのでしょうね。若鳥3羽のみで、この日は発見できませんでした。親が、若鳥に縄張りを譲ることがあるのでしょうか?

ハヤブサ1へ

ハヤブサ3へ

【2019年06月08日】

重力なんて感じない?ヤマガラ

スズメ目シジュウカラ科コガラ属
胸から腹が赤味のある茶色。雌雄同色。
よく茂った広葉樹林を好む。シジュウカラより尾が短い。
スィー、スィーとシジュウカラよりかすれた声やビービーと鼻にかかった声を出す。

2019.6.5撮影 木の幹に捉まり真横になっているヤマガラです。(画像の回転編集ではありません。)

ヤマガラの幼鳥へ

【2019年06月15日】

2度目のアオゲラ(亜種カゴシマアオゲラ)

キツツキ目キツツキ科アオゲラ属 留鳥。 

「ピヨー、ピヨー」の口笛のような鳴き声はすれども、かなか姿を見せてくれません。やっと2度目の遭遇になりましたが、すぐに飛び去ってしましました。

全長29cm(コゲラ15cm)で、オスの頭部は灰色で、額から後頭と顎線が赤く、体上面はやや褐色みのある緑色。メスは後頭の一部と顎線が赤い。

メス 2019.6.5撮影

【2020年04月19日】

ばばに内緒でホタル撮影へ

令和元年6月3日、ホタルの光跡を撮影しようと出かけました。先日、ホタル祭りのあったところになります。途中、かわいい孫に会ってきましたが、「じじは、ばばにだまってきているようだよ。ばばにきっとおこられるよ。」と言っていたようです。帰宅して怒られたかどうかは別にして、なんとか、ホタルらしい画像になりました。