月別アーカイブ: 2021年2月

【2021年02月20日】

ツグミの鳴き方に似たシロハラ

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 冬鳥 全長24cm
学名:Turdus pallidus
英名:Pale Thrush  
 ツグミやアカハラに似て、腹が白っぽい。
西日本に比較的多く飛来。
やぶのある暗い林の地上で、採食していることが多い。
飛ぶと尾の先の白が目立つ。

<撮影時エピソード>
以前撮影した同じヒタキ科のツグミに色合いこそ違え、採餌の方法がよく似ている。また、飛び去るときに必ずと言っていいほど鳴くのもよく似ている。やや、薄暗いところを好む傾向があり、落ち葉を払いのけながら採餌する。

【2021年02月19日】

ツグミの鳴き声

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 冬鳥 全長24cm
学名:Turdus naumanni
英名:Dusky Trush
全長:24cm
 秋に林に飛来し、冬は芝生や農耕地、河川敷などの開けた地上で見ることができる。
ムクドリより小走りに移動しては立ち止まる。5月頃まで残る個体が多い。農耕地、草地、牧草地、河原、公園など開けた場所を好む。
<撮影時のエピソード>シベリヤに帰る春頃になると、鳴き声がよく聞けるようになると言われるツグミ。しかし、この撮影時はまだ2月で、鳴き声を録音するにはやや不向きな時節と思われる。また、移動が速く、カメラ泣かせ、撮影泣かせである。
 前回、初めての鳴き声を車中から録音することに成功したが、飛び去るときの鳴き声だった。今回は地上で羽繕いをしながら、時折鳴くツグミを撮影することができた。ヒバリの囀りが混じってはいるもののしっかりとツグミの鳴き声を録音することができた。

【2021年02月18日】

青い鳥代表ルリビタキ

スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属 漂鳥 全長14cm
学名:Tarsiger cyanurus
英名:Red-flanked Bluetail
 探鳥を初めて2年目で初めて遭遇した青い鳥として人気のルリビタキ。漂鳥として北海道、本州、四国の亜高山帯の針葉樹林帯で繁殖し、冬季は本州以南の平地林や公園などで越冬する。
 オスは額から体上面が光沢のある鮮やかな青色で、風切り羽外縁に褐色みのある個体もいる。白い眉班があり、喉から体下面端録、脇は鮮やかな山吹色。
 メスは体上面がオリーブ褐色で、白いアイリングと不明瞭な眉斑がある。
<撮影時のエピソード>
 2021年2月15日、越冬のために降りてきたルリビタキ。この日は、メスの1羽だけだった。はやく青色の増したオスに会いたいものだ。額から体上面が光沢のある鮮やかな青色 になるにはなんと3年かかるそうだ。
 この日、ルリビタキの撮影を始めた途端、ルリビタキが一瞬にしてジョウビタキのメスに変身してしまう場面があった・・・。そんなことはあり得ないと思いながらも、その入れ替わりの速さに驚いた。撮影しながら偶然の出来事を楽しむことができた。
 撮影の中で、シロハラがルリビタキを追い払うシーンを何度も見かけた。狭い採食場所なのでこんなことが起こるのだろう。互いが接触するほどの追い払いはなく、ルリビタキが素早くシロハラから逃げていた。

【2021年02月17日】

賑やかすぎる?イカル集団!

スズメ目アトリ科イカル属 留鳥・漂鳥 全長23cm
学名:Eophona personata
英名:Japanese Grosbeak

 大きく黄色い嘴が特徴のアトリ類。全長23cm。九州以北に分布し、主に山地の広葉樹林帯で繁殖する。冬季は低地や暖地に移動する個体が多く、数羽から数十羽の群れを形成する。
<撮影時のエピソード>
 初めて見る大群のイカル、数十羽ずつ三群に分かれて行動しているように見えた。一群が何かに驚いて樹上から飛び去ったり、樹上に残っていた一群が地上に降りては採食し、また何かに驚いては樹上に戻ったりを繰り返し、目まぐるしいほどの動きを見せていた。
 2019年6月にキャンプ場で見た初めての1羽、2021年1月には地元で6羽ほどを確認した。いづれも瞬間で、悔しさが残る撮影。そして、今回の大群遭遇になったのだが、樹上で鳴いているのはわかるが、木々に隠れていて姿をなかなか確認ない。一斉に樹上から飛び去った時は、確認はできるものの一瞬で撮影は無理。そんなこんなで撮影ができないまま時間が立ち、もどかしさばかりが募る。地上に降りて採食している時にやっと確認。なんとか撮影ができたとき、ほっと一息つけた。
 「コッ、ゴッ」、「キョッ、キョッ」「キーコー」などいろんな鳴き声が樹上からうるさいほど聞こえてきた。澄んだ声で鳴くと聞いていたが、これほどの大群が一斉に鳴いたらうるさいと感じるのは仕方がないな。

【2021年02月13日】

かわいいミサゴの鳴き声

タカ目ミサゴ科ミサゴ属 留鳥 全長オス54cm,メス64cm
学名:Pandion haliaetus
英名:Osprey
全長:55~63cm 翼開長157~174cm
魚食性が強く宇、海岸や大きな湖沼、河川にすみ、急降下して魚を足でつかむ。
準絶滅危惧(NT)
<撮影時のエピソード>子育て時期になると盛んにホバリング、そしてダイビングを繰り返し魚を捕獲する姿を見る。この動画撮影時期は2月中旬、子育て時期のようにはダイビングする回数が少なく撮影できるチャンスが少ない。
 ミサゴの鳴き声をじっくりと聞くことがほとんどなく、改めて聞いてみると何とも言い難い。猛禽類だということを忘れてしまうほどかわいくて、まるで小鳥のような鳴き声だ。動画の中盤から後半にかけて鳴き声を録音している。

【2021年02月27日】

七色の鳴き声?ハシボソガラス

スズメ目カラス科カラス属
留鳥 全長50cm
学名:Corvus corone
英名:Carrion Crow
 おなじみのカラス。大きさは、ハシブトが56cm、ハシボソが50cm、ミヤマが47cm、コクマルが33cmとなっている。ハシブトが、「カーカー、アーアー」と澄んだ鳴き声に対して、ハシボソガラスは、「ガーガー」と濁った声で鳴く。
 今回の動画では、ハシボソガラスのいろんな鳴き声を録音することができた。いろんな鳴きまねができるようだ。風が強く、かなり風音がうるさいので聞き取りにくい。

【2021年02月09日】

保護中: ドローンと孫たち1

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【2021年02月06日】

なかなか鳴かない冬鳥ツグミ

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 冬鳥 全長24cm
学名:Turdus naumanni
英名:Dusky Trush
全長:24cm
 秋に林に飛来し、冬は芝生や農耕地、河川敷などの開けた地上で見ることができる。
ムクドリより小走りに移動しては立ち止まる。5月頃まで残る個体が多い。農耕地、草地、牧草地、河原、公園など開けた場所を好む。
<撮影時のエピソード>茶色味が濃いものと薄いものがいる。腹が橙色をした亜種ハチジョウツグミもいるようだが、まだ出会ったことがない。
 シベリア東部からカムチャッカにかけて繁殖し、日本には非繁殖期にやってくる冬鳥のため、鳴かずに口をつぐんでいることが和名の由来だそうだ。一方、シベリヤに帰る春頃になると、鳴き声がよく聞けるようなのでその囀る様子をじっくりと撮影してみたい。
 撮影時、スズメのように地上でピョンピョン飛び跳ねて(ホッピング型)採餌していることもあるが、ヒバリのように小走りで交互に歩き(ウォーキング型)採餌することもできる。移動が速く、カメラ泣かせ、撮影泣かせである。小鳥の歩き方の中では、ホッピング型とウォーキング型のどちらもできる混合型と呼ばれるそうだ。カラスも混合型だね。
 今回、暖かい日だったためか、偶然囀りながら近寄って来たツグミを撮影できた。ほんとに短い時間だが、初めての鳴き声を車中から録音することに成功した。

【2021年02月04日】

久しぶりに出会ったウミアイサ

カモ目カモ科ウミアイサ属 冬鳥 全長55cm
学名:Mergus serrator
英名:Red-breasted Merganser
 最初カンムリカイツブリに見えたが、カンムリカイツブリよりやや大きい。嘴が細く、先端がやや曲がっている。冬鳥でやっと出会えたルビー色の虹彩のウミアイサ。類似種のカワアイサにも出会いたい。
<撮影時のエピソード>
 奇抜なぼさぼさ頭に細い嘴、ルビー色の虹彩と個性的な容姿のウミアイサに惹かれました。集団でいるときは、メスが多くてオスが少ない、所謂ハーレム状態が多いようです。その後、ペアが成立すると寄り添って泳ぐ姿が目立つようになるようです。
 捕食する姿を見ていると、シュノーケリングしながら小魚を探したり、一気に潜水して小魚を捕獲したりしています。場所などの条件によるでしょうが、捕獲できる確率はかなり高いようです。一方、小魚を捕獲できた後、呑み込むまでがなかなか大変そうに見えます。細い嘴で捕らえた小魚を何度も何度も咥え直し、獲物を弱らせてからやっとのことで呑み込んでいます。それは当たり前のようですが、細い嘴のためかかなり時間がかかります。そのため、周りの仲間に横取りされそうになったり、カモメからも獲物を狙われて、執拗に追いかけられている姿をよくみます。いつの間にかカメラを回すのを忘れ、ウミアイサを応援している自分がありました。

なかなか呑み込めない獲物と格闘するウミアイサ

【2021年02月04日】

大群アトリ渡来

スズメ目アトリ科アトリ属 冬鳥 全長16cm
学名:Fringilla montifringilla
英名:Brambling
黒とオレンジのコントラストが美しい。
全長:16cm
林や農耕地、実がついた街路樹などに群れで飛来。
比較的西日本に多い。
<撮影時エピソード>昨年10月20日に遭遇したアトリは、たったの1羽。大群が代名詞のアトリにしてはおかしい。何度もなんども周囲を確認したが間違いなく1羽っきり。なぜかさみしさを感じる撮影になってしまった。
 今回2月1日、やっと大群のアトリに遭遇することができ、撮影しながらほっとした。しかし、あまりにも数が多くてどこにカメラの焦点をあわせたらよいのか分からず、適当な撮影になってしまった。また、大群で一斉に飛び立っては舞い降り、飛び立っては舞い降りする姿を撮影しているうちに、まわりの集団に左右されて行動する人間模様にも似ており、人間の集団心理にも思いをはせるようになっていた。中には、周りが飛び立っても様子見のアトリもいて、とても面白い。