日別アーカイブ: 2021-02-17

【2021年02月18日】

青い鳥代表ルリビタキ

スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属 漂鳥 全長14cm
学名:Tarsiger cyanurus
英名:Red-flanked Bluetail
 探鳥を初めて2年目で初めて遭遇した青い鳥として人気のルリビタキ。漂鳥として北海道、本州、四国の亜高山帯の針葉樹林帯で繁殖し、冬季は本州以南の平地林や公園などで越冬する。
 オスは額から体上面が光沢のある鮮やかな青色で、風切り羽外縁に褐色みのある個体もいる。白い眉班があり、喉から体下面端録、脇は鮮やかな山吹色。
 メスは体上面がオリーブ褐色で、白いアイリングと不明瞭な眉斑がある。
<撮影時のエピソード>
 2021年2月15日、越冬のために降りてきたルリビタキ。この日は、メスの1羽だけだった。はやく青色の増したオスに会いたいものだ。額から体上面が光沢のある鮮やかな青色 になるにはなんと3年かかるそうだ。
 この日、ルリビタキの撮影を始めた途端、ルリビタキが一瞬にしてジョウビタキのメスに変身してしまう場面があった・・・。そんなことはあり得ないと思いながらも、その入れ替わりの速さに驚いた。撮影しながら偶然の出来事を楽しむことができた。
 撮影の中で、シロハラがルリビタキを追い払うシーンを何度も見かけた。狭い採食場所なのでこんなことが起こるのだろう。互いが接触するほどの追い払いはなく、ルリビタキが素早くシロハラから逃げていた。

【2021年02月17日】

賑やかすぎる?イカル集団!

スズメ目アトリ科イカル属 留鳥・漂鳥 全長23cm
学名:Eophona personata
英名:Japanese Grosbeak

 大きく黄色い嘴が特徴のアトリ類。全長23cm。九州以北に分布し、主に山地の広葉樹林帯で繁殖する。冬季は低地や暖地に移動する個体が多く、数羽から数十羽の群れを形成する。
<撮影時のエピソード>
 初めて見る大群のイカル、数十羽ずつ三群に分かれて行動しているように見えた。一群が何かに驚いて樹上から飛び去ったり、樹上に残っていた一群が地上に降りては採食し、また何かに驚いては樹上に戻ったりを繰り返し、目まぐるしいほどの動きを見せていた。
 2019年6月にキャンプ場で見た初めての1羽、2021年1月には地元で6羽ほどを確認した。いづれも瞬間で、悔しさが残る撮影。そして、今回の大群遭遇になったのだが、樹上で鳴いているのはわかるが、木々に隠れていて姿をなかなか確認ない。一斉に樹上から飛び去った時は、確認はできるものの一瞬で撮影は無理。そんなこんなで撮影ができないまま時間が立ち、もどかしさばかりが募る。地上に降りて採食している時にやっと確認。なんとか撮影ができたとき、ほっと一息つけた。
 「コッ、ゴッ」、「キョッ、キョッ」「キーコー」などいろんな鳴き声が樹上からうるさいほど聞こえてきた。澄んだ声で鳴くと聞いていたが、これほどの大群が一斉に鳴いたらうるさいと感じるのは仕方がないな。