【2021年02月04日】

久しぶりに出会ったウミアイサ

カモ目カモ科ウミアイサ属 冬鳥 全長55cm
学名:Mergus serrator
英名:Red-breasted Merganser
 最初カンムリカイツブリに見えたが、カンムリカイツブリよりやや大きい。嘴が細く、先端がやや曲がっている。冬鳥でやっと出会えたルビー色の虹彩のウミアイサ。類似種のカワアイサにも出会いたい。
<撮影時のエピソード>
 奇抜なぼさぼさ頭に細い嘴、ルビー色の虹彩と個性的な容姿のウミアイサに惹かれました。集団でいるときは、メスが多くてオスが少ない、所謂ハーレム状態が多いようです。その後、ペアが成立すると寄り添って泳ぐ姿が目立つようになるようです。
 捕食する姿を見ていると、シュノーケリングしながら小魚を探したり、一気に潜水して小魚を捕獲したりしています。場所などの条件によるでしょうが、捕獲できる確率はかなり高いようです。一方、小魚を捕獲できた後、呑み込むまでがなかなか大変そうに見えます。細い嘴で捕らえた小魚を何度も何度も咥え直し、獲物を弱らせてからやっとのことで呑み込んでいます。それは当たり前のようですが、細い嘴のためかかなり時間がかかります。そのため、周りの仲間に横取りされそうになったり、カモメからも獲物を狙われて、執拗に追いかけられている姿をよくみます。いつの間にかカメラを回すのを忘れ、ウミアイサを応援している自分がありました。

なかなか呑み込めない獲物と格闘するウミアイサ

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