月別アーカイブ: 2020年9月

【2020年09月28日】

ホウロクシギ(今年は1羽のみ)

チドリ目シギ科ダイシャクシギ属 夏鳥 全長63cm
学名:Numenius madagascariensis
英名:Far Eastern Curlew
 長く湾曲した嘴が特徴の日本に渡来する最大級のシギ類です。少ない旅鳥として春と秋の渡り期に全国に渡来し、西日本に多いそうです。褐色の色が焙烙(ほうろく:素焼きの浅い土鍋)に似ていることが和名の由来のようです。絶滅危惧Ⅱ類(VU)です。

2020年9月撮影

【2020年09月28日】

波打ち際で採食するハマシギ

チドリ目シギ科オバシギ属 旅鳥・冬鳥 全長21cm
学名:Calidris alpina
英名:Dunlin
くちばしがやや下を向く。夏羽は腹が黒くなる。
旅鳥、冬鳥として干潟、河川、湖沼などに飛来し、冬を越すものもいる。
大群になることがある。

準絶滅危惧(NT)

【2020年09月20日】

記録更新(個人的)5羽のセイタカシギ

チドリ目セイタカシギ科 留鳥・旅鳥 全長37cm
学名:Himantopus himantopus
英名:Black-winged Stilt
 5日前には、3羽から4羽になっていたセイタカシギ、さらに1羽増え5羽になった。個人的な記録更新である。

個人的な観察記録

【2020年09月18日】

昨年と同じ田んぼにタカブシギ

チドリ目シギ科クサシギ属 旅鳥・冬鳥 全長20cm
学名:Trina glareola
英名:Wood Sandpiper
 雌雄同色で、夏羽は頭部から胸にかけて褐色の縦斑があり、眉斑は不明瞭。体上面は褐色で白斑が散在する。体下面は白く、脇に褐色の白斑がある。冬羽は、頭部から胸の斑が不明瞭で、体上面の羽縁が白い。

 昨年と同じ田んぼに同じく1羽だけ飛来していました。

絶滅危惧Ⅱ類(VU)

水浴びの動画

【2020年09月30日】

秋の渡り:4羽のセイタカシギ「史上初(個人的)」

チドリ目セイタカシギ科 留鳥・旅鳥 全長37cm
学名:Himantopus himantopus
英名:Black-winged Stilt
 足が極端に長くピンク色。
水田、埋め立て地の水溜まり、入り江などに飛来するが、繁殖するものや、冬を越すものもいる。雄夏羽は頭上が黒く、冬羽では薄くなる(頭の白い雄、黒い雌などもいる)。
若鳥は背に褐色味があり、次列風切羽の先が白い。
キッキッとかピュイーと鳴く。

 2日前、3羽だったセイタカシギが同じ場所で4羽になっていました。ビックリですね!

絶滅危惧Ⅱ類(VU)

【2020年09月19日】

淡水域を好むムナグロ

チドリ目チドリ科ムナグロ属 夏鳥 全長24cm
学名:Pluvialis fulva
英名:Pacific Golden Plover
 夏羽の黒い胸が特徴のチドリ科。主に旅鳥として、春と秋に全国に渡来します。干潟や海岸で見られることは稀で、水田、畑地などに生息します。下の画像は河川敷で撮影したものです。夏羽は、顔から胸、腹までが黒く、それを縁取るように額から続く白い帯状の模様があります。冬羽は、体上面の黄色みがなくなり、顔から胸は褐色、体下面は汚白色になります。雌雄同色。全長24cm。

【2020年09月11日】

秋の渡りー6羽のチュウシャクシギ

チドリ目シギ科ダイシャクシギ属 旅鳥 全長42cm 
学名:Numenius phaeopus
英名:Whimbrel
 水田に群れ、春を告げる大型のシギ類です。旅鳥として春と秋の渡りの期に見られるが、特に春に多く見られます。干潟などの海水域でも見られます。嘴の長さはダイシャクシギより短く、コシャクシギより長く、眉斑が明確で、側頭線が特徴的です。
 今年の8月、たったの1羽の飛来でしたが、9月に入り、6羽が飛来していました春の渡りでは、11羽を確認することができました。やはり、野鳥図鑑にあるように秋よりも春の方が多いですね。撮影したこの地域の水田では未確認ですが、干潟や河原などで確認できます。

2020年9月10撮影

【2020年09月11日】

セイタカシギ3羽

チドリ目セイタカシギ科 留鳥・旅鳥 全長37cm
学名:Himantopus himantopus
英名:Black-winged Stilt
 足が極端に長くピンク色。
水田、埋め立て地の水溜まり、入り江などに飛来するが、繁殖するものや、冬を越すものもいる。雄夏羽は頭上が黒く、冬羽では薄くなる(頭の白い雄、黒い雌などもいる)。
若鳥は背に褐色味があり、次列風切羽の先が白い。
キッキッとかピュイーと鳴く。

絶滅危惧Ⅱ類(VU)

2020.9.9撮影(この日は3羽が飛来、複数飛来するのは初めてです。観察を始めてわずか3年ですが・・・。)
2019.9.7撮影(この年は1羽のみでした。)
チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属 2019.9.7撮影

2020年9月9日撮影(初めて複数の飛来を確認する。)

【2020年09月11日】

バンの幼鳥

ツル目クイナ科バン属 留鳥 全長32cm
学名:Gallinula cbloropus
英名:CommonMoorhen
 関東地方以北では、夏鳥。それ以外は留鳥、雌雄同色で、頭部から体下面は黒く、脇には白斑がある。額板と嘴が赤く、嘴の先端だけ黄色い。足指が長く、緑色を帯びた黄色。
 この幼鳥を遠くから見ると、この時期にはいないはずのコガモのように見えました。バンの幼鳥をこの距離で見たのは初めてです。

合成写真のようにも見えますが、決して合成ではありません。
額や嘴がまだ赤くなっていません。下の画像は、バンの成鳥です。
ツル目クイナ科バン属 2019.3.31撮影 山香にて