ヒタキ科」カテゴリーアーカイブ

【2024年04月13日】

初めてのアカハラ

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 漂鳥 全長24cm
学名:Turdus chrysolaus
英名:Brown-headed Thrush

  マミチャジナイに似て胸から脇腹が橙色だが、マミチャジナイのような明瞭な白い斑や目の下の白斑はない。ほぼ単独で見られ、シロハラよりも見ることが少ない。本州以北のやや高い山地や東北、北海道の林で繁殖し、秋冬は積雪のない地域の林にすむ。

【2024年05月14日】

初めてのマミチャジナイ

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 旅鳥 全長オス22cm
学名:Turdus obscurus
英名:Eyebrowed Trush

 アカハラに似ているが、眉斑の白さが特徴のマミチャジナイ(眉茶鶫)。旅鳥(繁殖も越冬もせず、渡りの途中に立ち寄るだけの鳥)で春と秋の渡り期に渡来する。雑食性で、昆虫類や植物の実などを食べる。
 初めて出会ったのは、4月雨上がりにカメラを持って野菜の様子を見に行った畑。頭上を飛び去って行くヒヨドリに似た大きさの鳥に出会った。大きさはヒヨドリぐらいだが飛び方が違っていた。たぶんよく見かけるシロハラだろうと目で追っていると50mほど先の栗の枝に止まったのを確認して撮影したもの。遠すぎて不鮮明なのが残念。翌日、マミチャジナイのメスに出会うも、双眼鏡のみだったので撮影はできずじまい。

【2022年10月06日】

エゾビタキに遭遇

スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 旅鳥 全長15cm
学名:Muscicapa griseisticta 
英名:Grey-streaked Flycatcher
 これまでにコサメビタキ、サメビタキを撮影できていた。このエゾビタキについては名前からして蝦夷地方にしかいないのであろうと諦めていたが、ミカン摘みをしている最中に偶然電線に止まっているのを発見した。

 フライングキャッチ繰り返しては電線に止まっていたのでサメビタキだろうと推察しながらカメラを除くとサメビタキにしては胸の縦斑が明瞭に見えた。帰って調べてみると、胸の縦斑が明瞭・三列風切り羽の先端が白いなどの特徴を持つ旅鳥のエゾビタキと分かった。これでサメビタキ属3種(エゾビタキ、サメビタキコサメビタキ)がそろったことになる。なぜかうれしい。

【2021年02月20日】

ツグミの鳴き方に似たシロハラ

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 冬鳥 全長24cm
学名:Turdus pallidus
英名:Pale Thrush  
 ツグミやアカハラに似て、腹が白っぽい。
西日本に比較的多く飛来。
やぶのある暗い林の地上で、採食していることが多い。
飛ぶと尾の先の白が目立つ。

<撮影時エピソード>
以前撮影した同じヒタキ科のツグミに色合いこそ違え、採餌の方法がよく似ている。また、飛び去るときに必ずと言っていいほど鳴くのもよく似ている。やや、薄暗いところを好む傾向があり、落ち葉を払いのけながら採餌する。

【2021年02月19日】

ツグミの鳴き声

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 冬鳥 全長24cm
学名:Turdus naumanni
英名:Dusky Trush
全長:24cm
 秋に林に飛来し、冬は芝生や農耕地、河川敷などの開けた地上で見ることができる。
ムクドリより小走りに移動しては立ち止まる。5月頃まで残る個体が多い。農耕地、草地、牧草地、河原、公園など開けた場所を好む。
<撮影時のエピソード>シベリヤに帰る春頃になると、鳴き声がよく聞けるようになると言われるツグミ。しかし、この撮影時はまだ2月で、鳴き声を録音するにはやや不向きな時節と思われる。また、移動が速く、カメラ泣かせ、撮影泣かせである。
 前回、初めての鳴き声を車中から録音することに成功したが、飛び去るときの鳴き声だった。今回は地上で羽繕いをしながら、時折鳴くツグミを撮影することができた。ヒバリの囀りが混じってはいるもののしっかりとツグミの鳴き声を録音することができた。

【2021年02月18日】

青い鳥代表ルリビタキ

スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属 漂鳥 全長14cm
学名:Tarsiger cyanurus
英名:Red-flanked Bluetail
 探鳥を初めて2年目で初めて遭遇した青い鳥として人気のルリビタキ。漂鳥として北海道、本州、四国の亜高山帯の針葉樹林帯で繁殖し、冬季は本州以南の平地林や公園などで越冬する。
 オスは額から体上面が光沢のある鮮やかな青色で、風切り羽外縁に褐色みのある個体もいる。白い眉班があり、喉から体下面端録、脇は鮮やかな山吹色。
 メスは体上面がオリーブ褐色で、白いアイリングと不明瞭な眉斑がある。
<撮影時のエピソード>
 2021年2月15日、越冬のために降りてきたルリビタキ。この日は、メスの1羽だけだった。はやく青色の増したオスに会いたいものだ。額から体上面が光沢のある鮮やかな青色 になるにはなんと3年かかるそうだ。
 この日、ルリビタキの撮影を始めた途端、ルリビタキが一瞬にしてジョウビタキのメスに変身してしまう場面があった・・・。そんなことはあり得ないと思いながらも、その入れ替わりの速さに驚いた。撮影しながら偶然の出来事を楽しむことができた。
 撮影の中で、シロハラがルリビタキを追い払うシーンを何度も見かけた。狭い採食場所なのでこんなことが起こるのだろう。互いが接触するほどの追い払いはなく、ルリビタキが素早くシロハラから逃げていた。

【2021年02月06日】

なかなか鳴かない冬鳥ツグミ

スズメ目ヒタキ科ツグミ属 冬鳥 全長24cm
学名:Turdus naumanni
英名:Dusky Trush
全長:24cm
 秋に林に飛来し、冬は芝生や農耕地、河川敷などの開けた地上で見ることができる。
ムクドリより小走りに移動しては立ち止まる。5月頃まで残る個体が多い。農耕地、草地、牧草地、河原、公園など開けた場所を好む。
<撮影時のエピソード>茶色味が濃いものと薄いものがいる。腹が橙色をした亜種ハチジョウツグミもいるようだが、まだ出会ったことがない。
 シベリア東部からカムチャッカにかけて繁殖し、日本には非繁殖期にやってくる冬鳥のため、鳴かずに口をつぐんでいることが和名の由来だそうだ。一方、シベリヤに帰る春頃になると、鳴き声がよく聞けるようなのでその囀る様子をじっくりと撮影してみたい。
 撮影時、スズメのように地上でピョンピョン飛び跳ねて(ホッピング型)採餌していることもあるが、ヒバリのように小走りで交互に歩き(ウォーキング型)採餌することもできる。移動が速く、カメラ泣かせ、撮影泣かせである。小鳥の歩き方の中では、ホッピング型とウォーキング型のどちらもできる混合型と呼ばれるそうだ。カラスも混合型だね。
 今回、暖かい日だったためか、偶然囀りながら近寄って来たツグミを撮影できた。ほんとに短い時間だが、初めての鳴き声を車中から録音することに成功した。

【2020年04月15日】

3日ぶりの晴れ間に撮影した野鳥

イソヒヨドリ(オス)(Blue Rock Thrush)スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属 留鳥
チュウダイサギ(Great Egret)夏羽で鮮やかな緑青色の婚姻色 ペリカン目サギ科アオサギ属 留鳥
ヒヨドリ(Brown-eared Bulbul)全長28cm スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属 留鳥
カイツブリ(Little Grebe)全長26cm カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属 留鳥 ほおから首にかけて赤くなった夏羽