月別アーカイブ: 2020年4月

【2020年04月13日】

レッドリストで「情報不足」のヘラサギ

ヘラサギ(ペリカン目トキ科ヘラサギ属)冬鳥 全長83cm クロツラヘラサギは77cm
学名:Platalea leucorodia
英名:Eurasion Spoonbill
 クロツラヘラサギによく似て、シャモジ状の嘴だが、先端が黄色みを帯びる。また、クロツラヘラサギに比べて目の周りの裸出部が小さい。
 撮影時、以前2羽だったクロツラヘラサギが、6羽に増えていると驚いた。しかし、1羽ずつ確認していくとなんと1羽だけ顔の様子が異なり、初めて見るヘラサギと分かり2度びっくりだ。
 環境省の環境省レッドリスト2019カテゴリー(ランク)によると、「情報不足」(評価するだけの情報が不足している種)にランク付けされていた。一方のクロツラヘラサギは「絶滅危惧ⅠB類(EN)」に位置づけられているが、ヘラサギの方がクロツラヘラサギよりも観察頻度が低いそうだ。

クロツラヘラサギ5羽(以前からいた冠羽の長い2羽に、新たに3羽加わる)と初めて見る右端のヘラサギ 4月8日撮影
ヘラサギ(若)
ヘラサギの嘴の先端は黄色みを帯びる
外側初列風切りと風切り先端が黒く、幼鳥の特徴が現れている。
成鳥の夏羽になると、クロツラヘラサギのように黄色みを帯びた長い冠羽が現れる。

【2020年04月13日】

ホウロクシギが3羽になった!

ホウロクシギ  チドリ目シギ科ダイシャクシギ属 夏鳥 全長63cm
学名:Numenius madagascariensis
英名:Far Eastern Curlew
 昨日、1羽だけの飛来だったが、今日は3羽に増えていた。採餌の様子を見ていると、1羽が2羽とは少し離れ気味だった。下の画像は、釣り人が近づいてきたために3羽がまとまったところだ。おかげで3羽を一度に撮ることができた。4月5日撮影

【2020年04月05日】

昨年4月7日以来のホウロクシギ

ホウロクシギ  チドリ目シギ科ダイシャクシギ属 夏鳥 全長63cm
学名:Numenius madagascariensis
英名:Far Eastern Curlew
 長く湾曲した嘴が特徴の日本に渡来する最大級のシギ類。少ない旅鳥として春と秋の渡り期に全国に渡来し、西日本に多い。
 昨年4月7日以来のホウロクシギ、今回は4月4日に1羽の飛来を確認することができた。絶滅危惧Ⅱ類(VU)

【2020年04月09日】

ルリビタキに出会えた感動三度・・・しかも2羽

ルリビタキ(Red-flanked Bluetail)スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属 漂鳥 全長14cm
 オスの色彩は生まれて2年で完成するが、1年目でも繁殖する。幼鳥はオスもメスによく似た色彩なので、メスだけで繁殖?などと見間違いすることもあるようだ。(日本の鳥百科より)
 今回、久しぶりの晴天で気持ちよい朝、探鳥日よりなり、探鳥場所にいそいそと出かけた。撮影場所に着くなり、ウグイスやソウシチョウの囀りが聞こえてきた。よい物が撮影できる前兆を感じた。
 予感的中で、なんと、三度ルリビタキに出会うことができた。しかも2羽出会えたのである。感動、感動だね。オス(若)とメスのようだ。来年、同一個体に会えることを楽しみにしている。その時は、オスの色彩もより青色になっていることと思う。

手前がメスで、奥がオス。
奥がオス(若)で、右がメス。
オス(若)
オス(若)