※野鳥」カテゴリーアーカイブ

身近な鳥

【2023年06月11日】

母衣打ち(ほろうち)国鳥キジ

キジ目キジ科キジ属 留鳥 全長オス81cm、メス58cm
学名:Phasianus chicus
英名:Common Pheasant

日本の国鳥である。オスは、首から胸、体下面にかけて光沢のある緑と紫で、尾羽が長く、後頭部には耳のようにも見える冠羽がある。顔には鶏の鶏冠(とさか)に似た赤い肉瘤(にくりゅう)がある。メスは、オスに比べて地味な全身褐色で黒斑がある。

 繁殖期にはオスが「ケン、ケーン」と鳴きながら、翼をバタバタと素早く羽ばたかせ、メスを呼ぶ求愛行動をとる。キジの母衣打ちと呼ばれている。ヒナから幼鳥になると、メスが幼鳥を引き連れている姿を見かけることもある。

 

【2023年12月05日】

エナガ 団子3兄弟

学名:Aegithalos caudatus
英名:Long-tailed Tit

スズメ目エナガ科エナガ属 全長14cm 留鳥・漂鳥
 本州以南に生息しているは、亜種エナガ。九州・四国に生息する亜種キュウシュウエナガ、北海道に生息する頭全体が白い亜種シマエナガ。対馬に生息すのは亜種チョウセンエナガ。

   シマエナガのかわいらしさがテレビで放映されるなどモフモフでぬいぐるみのような超人気のエナガですが、「エナガ団子」も有名。

 「エナガ団子」とは、巣立ったばかりのエナガの幼鳥が枝に並ぶ様子を言い、10羽以上になることもあるそうだ。見るチャンスは巣立って1、2週間ほど、巣立つピークは4月中旬から5月中旬。その後幼鳥の成長とともにエナガ団子は見られなくなそうだ。

 

【2023年06月09日】

ホバリングの練習

スズメ目ヒバリ科ヒバリ属 留鳥 全長17cm
学名:Alauda arvensis
英名:Eurasian Skylark
 上空を飛翔(ホバリング)しながらさえずる「揚げ雲雀(あげひばり)」ほ有名。これまで幾度かホバリングしながらさえずるヒバリの撮影を試みたが、撮影スキルも未熟さもあり上手くいったことがない。今回訪れた公園で、たまたまホバリングやさえずりの練習?を繰り返すヒバリに出会った。普通だと重い望遠レンズを手持ちで上空に向けながら撮影を試みるのだが、幸いにも今回は地上から5.6m程度の高さでのホバリングだったため、カメラを三脚に据えての撮影ができた

【2023年06月09日】

ホオジロのさえずり

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 留鳥(北海道では夏鳥) 全長17cm
学名:Emberiza cioides
英名:Meadow Bunting

 和名ホオジロ(頬白)は、頬は黒いが眉斑が太く白いため顔全体が白く見えることに由来する。ホオジロは身近な鳥で、よく樹木や電柱などのてっぺんで天を仰ぐようにさえずっている姿を見かける。

 さえずりの聞きなし「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」は有名である。ほんとにそう聞こえてくるかな?下の動画でそのさえずりを確認してほしい。「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞こえてこなくても、聞いている人の耳が悪いのでもなければ、もちろんホオジロに責任があるのわけでもはない。

【2023年06月09日】

かわいいエナガの動画

学名:Aegithalos caudatus
英名:Long-tailed Tit

スズメ目エナガ科エナガ属 全長14cm 留鳥・漂鳥
 本州以南に生息しているは、亜種エナガ。九州・四国に生息する亜種キュウシュウエナガ、北海道に生息する頭全体が白い亜種シマエナガ。対馬に生息すのは亜種チョウセンエナガ。

   全長14cm程ですが、半分は尾の長さになります。

【2022年10月09日】

アオジ

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 留鳥・漂鳥 全長16cm
学名:Emberiza spodocephala 
英名:Black-faced Bunting
 オスは英名の通り目の周りが黒く、黒い顔に見える。喉から体下面は緑がかった黄色。一方メスは、頭部が褐色で黄色い眉斑がある。メスはホオジロのメスと間違いやすい。

 本州中部以北の山地などで繁殖して、冬は関東以西の低地などにやってきているらしい。

【2022年10月09日】

巣材を運ぶモズ

スズメ目モズ科モズ属  全長20cm 留鳥・漂鳥
学名:Lanius bucephalus 
英名:Bull-headed Shrike
 昆虫類、両生類、小型の鳥類なども捕食し、木々のとがった枝などに獲物を突き刺す「はやにえ」の習性がある。また、セキレイ類は尾羽を上下に振るが、モズは獲物を狙っているときなどに尾羽をゆっくり回転させる。

 モズを見ると、子どものころに鳥もちにかかったメジロを捕食されたことを思い出してします。かわいらしい顔で猛さを持った小型の猛禽類と言ってもいいくらいだ。

 秋になると盛んに高鳴き(縄張り宣言)をするので、その様子を撮影できる日を楽しみにしている。

【2022年10月06日】

エゾビタキに遭遇

スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 旅鳥 全長15cm
学名:Muscicapa griseisticta 
英名:Grey-streaked Flycatcher
 これまでにコサメビタキ、サメビタキを撮影できていた。このエゾビタキについては名前からして蝦夷地方にしかいないのであろうと諦めていたが、ミカン摘みをしている最中に偶然電線に止まっているのを発見した。

 フライングキャッチ繰り返しては電線に止まっていたのでサメビタキだろうと推察しながらカメラを除くとサメビタキにしては胸の縦斑が明瞭に見えた。帰って調べてみると、胸の縦斑が明瞭・三列風切り羽の先端が白いなどの特徴を持つ旅鳥のエゾビタキと分かった。これでサメビタキ属3種(エゾビタキ、サメビタキコサメビタキ)がそろったことになる。なぜかうれしい。

【2022年01月26日】

10年ぶりの珍客 オオハクチョウ

カモ目カモ科ハクチョウ属 冬鳥 全長140cm
学名:Cygnus cygnus 
英名:Whooper Swan
 大形の水鳥、全長140cmの冬鳥オオハクチョウ。冬鳥として本州以北の湖沼、河川、河口に渡来する。北海道や東北地方に多い。日本野鳥の会大分県支部によると山陰地方までは渡来することがあるが、ここ九州大分県の杵築では10年ほど確認されてないらしい。北国の代表的なオオハクチョウが九州で確認できるなどとは信じがたい出来事だ。

 この地に渡来した原因はどうあれ、無事に越冬できるよう静かに見守ってあげたい。できれば、来年は仲間を連れて越冬することを願う。

 

【2021年10月13日】

チュウダイサギの苦戦!

ペリカン目サギ科アオサギ属 夏鳥・留鳥 全長90cm
学名:Ardea alba modesta 
英名:Eastern Great Egret
 夏羽は、嘴が黒く目先は緑色。胸や背にレース状の飾り羽がある。冬羽は嘴と目先が黄色くなる。足は黒く足指裏も黒いが、脛に黄色みを帯びる個体もまれにある。亜種チュウダイサギは、夏鳥だが、越冬する個体もいる。(監修樋口広芳・石田光史著 野鳥図鑑より)
 下記は夏羽と冬羽での嘴や目先の色合いの違いを比較してみた画像です。今回、10月(冬羽)に大きな獲物と苦戦するチュウダイサギを撮影した動画を載せました。獲物を飲み込むことが出来たのでしょうか?