年別アーカイブ: 2019年

【2020年04月25日】

絶滅危惧種

     環境省レッドリスト2020カテゴリー(ランク)・・・撮影できた野鳥(20種)

1.絶滅(EX)わが国ではすでに絶滅したと考えられる種(15種)

2.野生絶滅(EW)飼育・栽培下、あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ   存続してる種(0種)
3.絶滅危惧ⅠA類(CR)ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの(24種)

4.絶滅危惧ⅠB類(EN)ⅠAほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高い (31種)
  ①クロツラヘラサギ ②ヒメウ

5.絶滅危惧Ⅱ類(VU)絶滅の危険が増大している種(43種)
  ①シロチドリ ②セイタカシギ ③タマシギ ④ツクシガモ ⑤トモエガモ ⑥ナベヅル
  ⑦ハヤブサ  ⑧アカアシシギ ⑨ズグロカモメ ⑩ホウロクシギ ⑪タカブシギ

6.準絶滅危惧(NT)現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては
 「絶滅危惧」に移行する可能性のある種(22種)
  ①チュウサギ ②ハマシギ ③ミサゴ  ④ハイタカ
  ⑤ヒクイナ   ⑥カラシサギ
7.情報不足(DD)評価するだけの情報が不足している種(17種)
  ①ヘラサギ ②オシドリ
8.絶滅の恐れのある地域個体群(LP)地域的に孤立している個体群で、絶滅の恐れが高いもの(2集団)
  東北地方以北のシノリガモ繁殖個体群
  青森県のカンムリカイツブリ繁殖個体群

【2020年11月15日】

絶滅危惧種Ⅱ類(VU)タマシギ発見!

チドリ目タマシギ科タマシギ属 留鳥・漂鳥 全長24cm
学名:Rostratula benghalenis
英名:Greater Painted Snipe
 タシギのその後の様子を撮影しようと以前撮影した場所に出かけると、案の定同じ場所にいつもの2羽を発見した。しかし、以前の羽色とは違うし、目元が以前よりはっきりしているのが気になったが、夏羽に換わったのだろうと思いながら、撮影をした。帰って図鑑などで確認すると、夏羽などはなく、初めて出会うタマシギだと判明した。また、絶滅危惧種であることも分かり、またまたビックリ。
 鳥類では珍しく一妻多夫で繁殖する。和名は、目の周りの様子が曲玉に似ている、または男を手玉に取る事などから由来しているようだ。

タマシギ(チドリ目タマシギ科タマシギ属)左メス、右オス <全ての画像>

【2019年10月17日】

ミヤマホオジロに遭遇!

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 冬鳥 全長16cm
学名:Emberiza elegans
英名:Yellow-throated Bunting
 この日は、ウグイスの鳴き声がする竹藪の近くで、ウグイスが現れるのを待ち、20枚ほどウグイスの撮影を行いました。引き上げようとしていると、ホオアカのような、カシラダカ(まだ撮影できてない)のような、でも、冠羽の下の黄色みが目立つ鳥がやって来て、慌てて撮影しました。ちょっと遠い画像です。
 このミヤマホオジロは、冬鳥として全国に飛来するが、局地的で、西日本に多い傾向があるそうです。

ミヤマホオジロ(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)<全ての画像>

【2019年10月11日】

ミヤコドリ一家に新加入

チドリ目チドリ科ミヤコドリ 旅鳥・冬鳥 全長45cm
学名:Haematopus oystercatcher
英名:Oystercatcher
 11月頃に現れた4羽のミヤコドリ一家に新しい仲間が加わり、5羽になりました。体上面が褐色で、虹彩もまだ赤くなく、足の色も肉色の若鳥です。来年も元気にやって来てほしいものです。

新加入のミヤコドリ(チドリ目ミヤコドリ科ミヤコドリ属)(ミヤコドリについて)
ミヤコドリ一家5羽(一家4羽の時と同様に、見張り役なのか1羽だけ少し離れて居る)

【2019年03月01日】

足環のついたオオジュリン発見!

2019.2.21撮影 オオジュリン(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)(オオジュリンについて)
足環のついてオオジュリンの画像を「公益財団法人 山科鳥類研究所」宛てに添付しました。

山科鳥類研究所より返信「 標識鳥の観察情報と写真を有難うございました。 お送り頂きました写真から、オオジュリンのオスであること、足環番号の一部、先頭が「4」、末尾が「3」と判読できました。 これらの条件にオオジュリンの生存可能年数を加味して検索しましたところ、全国各地で943データがありました。  
ご協力ありがとうございます。
毎年、冬になると、この個体は本州中部以南のどこかで越冬しては、北海道や東北地方で繁殖活動をしているのでしょうね。


2019.2.26撮影オオジュリン(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)(オオジュリンについて)
足環のついてオオジュリンの画像を「公益財団法人 山科鳥類研究所」宛てに添付しました。

山科鳥類研究所より返信 この足環には上段「KANKYOSHO」・中段「ガイド番号 JAPAN」・下段「5桁の数字」が刻印されていますが、上段先頭の「KAN」中段「?AF」下段「49」が読み取れました。オオジュリンの足環サイズは「2」ですので、ガイド番号は「2AF」となります。足環番号は「2AF-49???」となりました。オオジュリンの性別と生存可能年数を加味して検索しましたところ、471羽が該当しました。幸運なことにすべて2012年10-11月に放鳥されていて、10月は北海道えりも町で、10月下旬から11月は愛知県刈谷市で放鳥されていました。個体は特定できませんでしたが、参考になさってください。

【2019年04月29日】

な、なんと!キクイタダキ発見!!

スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属 北海道では夏鳥として渡来し、本州北部、中部で、留鳥若しくは漂鳥としてみられる。平地から亜高山の針葉樹林を好む。冬場は、市街地の公園でも見られることがある。 
 海水浴場にある木立の松や雑木の枝の間をメジロやエナガとともに飛び交っていた。初めて見るとても小さな鳥に慌てて、カメラを向けたが、当然のことながら不鮮明。帰って図鑑を引っ張り出して調べると、目の周りの淡い白色、翼の淡い白色の翼帯から、キクイタダキと確認できた。こんな低地でも見られるとは、驚きだ。これまでに図鑑で、針葉樹林を好む鳥だと分かっていたので、この鳥を見つけることはできないだろうと思っていた。頭頂の黄色い羽毛が見えないのが残念だが、とてもうれしい

キクイタダキ(スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属)<全ての画像>

【2019年10月17日】

オオジュリンだよ!

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 留鳥・漂鳥 全長16cm
学名:Emberiza schoeniclus
英名:Common Reed Bunting
 夏羽で頭部の黒が目立つホオジロ類。留鳥、又は、漂鳥として北海道と東北地方の草原で局地的に繁殖し、冬季は本州以南のヨシ原、農耕地などで小群で越冬する。和名は、「チューリーン」と聞こえる鳴き声に由来する。

オオジュリン(スズメ目ホオジロ科ホオジロ属)<全ての画像>

【2019年10月19日】

アオアシシギを見つけた!

チドリ目シギ科クサシギ属 旅鳥 全長35cm
学名:Tringa nebularia
英名:Common Greenshank
 中型のシギとしてはスマートなシギ。旅鳥として春と秋の渡り期に全国に飛来し、本州中部以南では越冬する個体もいる。雌雄同色で嘴は先端がやや反っていて、足は黄緑色。頭部から首にかけて黒く細かい縦斑がある。喉から体下面は白く、胸には黒い斑がある。冬羽は、顔から胸の縦斑がなくなる。

アオアシシギ(チドリ目シギ科クサシギ属)<全ての画像>
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