

回帰熱:「ボレリア」と呼ばれる全長100分の1ミリほどの細菌が起こす。自然界ではネズミや鳥などの体内にすんでおり、その血を吸ったダニやシラミに人が刺されると感染する。動物と人を行き来する「人獣共通感染症」一種。
感染すると1週間前後の潜伏期間経て発熱や悪寒、頭痛や関節痛などが起きる。発熱期が数日間続いた後、数日間の無熱期があり、このサイクルを繰り返す。抗生物質が有効だが、適切な治療をしないと致死率は数%から30%と高い。北米を中心とする新世界型はグランドキャニオンの観光客に多い。旧世界型はサハラ砂漠周辺に加えて南米や中央アジアが流行地だ。
日本ではどちらの型でもない感染例が北海道で少数見つかったが、死亡例はない。海外渡航による感染例もわずか。 (2019.1.28大分合同新聞「回帰熱アフリカで新種」より)

左の翼が気になります。意図的に右に寄せているのか、それとも怪我が原因なのか?


右目に違和感があるのか閉じていることが多い個体。




