年別アーカイブ: 2022年

【2022年10月09日】

アオジ

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 留鳥・漂鳥 全長16cm
学名:Emberiza spodocephala 
英名:Black-faced Bunting
 オスは英名の通り目の周りが黒く、黒い顔に見える。喉から体下面は緑がかった黄色。一方メスは、頭部が褐色で黄色い眉斑がある。メスはホオジロのメスと間違いやすい。

 本州中部以北の山地などで繁殖して、冬は関東以西の低地などにやってきているらしい。

【2022年10月09日】

巣材を運ぶモズ

スズメ目モズ科モズ属  全長20cm 留鳥・漂鳥
学名:Lanius bucephalus 
英名:Bull-headed Shrike
 昆虫類、両生類、小型の鳥類なども捕食し、木々のとがった枝などに獲物を突き刺す「はやにえ」の習性がある。また、セキレイ類は尾羽を上下に振るが、モズは獲物を狙っているときなどに尾羽をゆっくり回転させる。

 モズを見ると、子どものころに鳥もちにかかったメジロを捕食されたことを思い出してします。かわいらしい顔で猛さを持った小型の猛禽類と言ってもいいくらいだ。

 秋になると盛んに高鳴き(縄張り宣言)をするので、その様子を撮影できる日を楽しみにしている。

【2022年10月06日】

エゾビタキに遭遇

スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 旅鳥 全長15cm
学名:Muscicapa griseisticta 
英名:Grey-streaked Flycatcher
 これまでにコサメビタキ、サメビタキを撮影できていた。このエゾビタキについては名前からして蝦夷地方にしかいないのであろうと諦めていたが、ミカン摘みをしている最中に偶然電線に止まっているのを発見した。

 フライングキャッチ繰り返しては電線に止まっていたのでサメビタキだろうと推察しながらカメラを除くとサメビタキにしては胸の縦斑が明瞭に見えた。帰って調べてみると、胸の縦斑が明瞭・三列風切り羽の先端が白いなどの特徴を持つ旅鳥のエゾビタキと分かった。これでサメビタキ属3種(エゾビタキ、サメビタキコサメビタキ)がそろったことになる。なぜかうれしい。

【2022年01月26日】

10年ぶりの珍客 オオハクチョウ

カモ目カモ科ハクチョウ属 冬鳥 全長140cm
学名:Cygnus cygnus 
英名:Whooper Swan
 大形の水鳥、全長140cmの冬鳥オオハクチョウ。冬鳥として本州以北の湖沼、河川、河口に渡来する。北海道や東北地方に多い。日本野鳥の会大分県支部によると山陰地方までは渡来することがあるが、ここ九州大分県の杵築では10年ほど確認されてないらしい。北国の代表的なオオハクチョウが九州で確認できるなどとは信じがたい出来事だ。

 この地に渡来した原因はどうあれ、無事に越冬できるよう静かに見守ってあげたい。できれば、来年は仲間を連れて越冬することを願う。