年別アーカイブ: 2020年

【2020年12月25日】

漁港に群れるユリカモメ

チドリ目カモメ科カモメ目 冬鳥 全長40cm
学名:Larus ridibundus
英名:Black-headed Gull
 冬鳥として北海道から南西諸島の海岸、干潟、河口などに渡来。嘴と足が赤く、耳羽の後方に黒斑が特徴。夏羽は、焦げ茶色の頭巾をかぶったようになる。

<撮影時のエピソード>3年前、小さな漁港で初めて撮影したユリカモメは、ほんの数羽でした。赤い嘴と足にかわいらしさを感じながら、何枚もシャッターを切ったものでした。また、昨年は、他の漁港でしたが、頭が黒くなった夏羽のユリカモメにも初めて出合うことができました。そして、今年は数百羽のユリカモメに出会いました。群れたユリカモメには圧倒されますね。どこにピントを合わせていいのやら・・・。

【2020年12月28日】

素早い動きのセグロセキレイ

スズメ目セキレイ科セキレイ属 留鳥 全長21cm
学名:Motacilla grndis
英名:Japanese Wagtail
全長:21cm 

 ジジッと濁った声。九州以北の河川の中流、石の河原を好む。
さえずり:澄んだ声も交えてジーピチチロジージジなどと複雑に鳴く。
日本特産種で雌雄同色。
 <撮影時のエピソード>ハクセキレイに比べて数は少ないようですが、羽色が少し違うだけで動き方は全く同じといっていいですね。こちらもせわしなく動き回りながら採餌します。ところで、下の画像にある首を突っ込んでいる姿はほとんど見たことはありません。貴重な1枚?と勝手に思い込んでいます。驚きました。

 羽色の白と黒のコントラストがいいですね。

セグロセキレイ(スズメ目セキレイ科)
2019.3.31撮影

【2020年11月10日】

足環をつけたクロツラヘラサギ

ペリカン目トキ科ヘラサギ属
ヘラサギに似て、目とくちばしの間の黒が広い。
全長:77cm
湖沼、水田、干潟に飛来するが、少ない。アジア東部のみに分布。
 3羽のクロツラヘラサギがやって来た(2020.11.6)。その中の1羽に足環のついたクロツラヘラサギがいた。
絶滅危惧ⅠB類(EN) ・・・絶滅危惧

 公益財団法人日本野鳥の会 自然保護室によると、Y49は、2020年の6月に韓国のHwangseodo islandという島で足輪がつけられたもので、生後約25日のヒナにつけたそうです。また、Y47からY53が今年つけられたそうです。

【2020年12月24日】

すばしっこくかわいいシロチドリ

チドリ目チドリ科チドリ属 留鳥 全長17cm
学名:Cbaradrius alexandrinus
英名:Kentish Plover
足が黒っぽく、胸の黒い帯はつながらない。
海岸や河口の砂地で繁殖し、干潟などに群れる。北日本では秋冬に暖地に移動。雌夏羽は雄より淡い。ピルピルと鳴く他、繁殖期には、ケレケレと大きな声もだす。絶滅危惧Ⅱ類(VU)

【2020年12月28日】

完全な生殖羽へ

カモ目カモ科オシドリ属 冬鳥・漂鳥 45cm
学名:Aix galericulate
英名:Mandarin Duck
 <撮影時エピソード>このオシドリから見ると池の対岸にある林から撮影しました。かなり距離があり、しかも薄暗い場所なので大変でした。撮影日は、前回から1週間後の2020年10月29日です。中にはまだ、銀杏羽が目立たないオスもいますが、完全な生殖羽になりました。鮮やかですね。

 もうすぐ猟期に入りますが、この池は鳥獣保護区対象外当たりますので、狩猟が始まれば観察はできません。狩猟期間は北海道以外では毎年11月15日から翌年2月15日まで、北海道は毎年10月1日から翌年1月31日までとされていますが、対象狩猟鳥獣や都道府県によっては、猟期を延長または短縮している場合があります。ちなみに、大分県では、イノシシ・シカにおいては11月1日から3月15日(H19~)に延長されています。この時期の野鳥観察には十分気を付けないと、イノシシやシカに間違えられてしまうと大変なことになりかねません。

【2020年10月31日】

オシドリのエクリプス

カモ目カモ科オシドリ属 冬鳥・漂鳥 45cm
学名:Aix galericulate
英名:Mandarin Duck
 ほぼ完成に近いオシドリのエクリプスだと思います。撮影日は、2020年10月22日です。映像の中で、オスに追いかけられるメスらしき個体は、嘴が赤いのでオスのエクリプスだと思います。

【2020年10月20日】

冬鳥アトリ1羽で?

スズメ目アトリ科アトリ属 冬鳥 全長16cm
学名:Fringilla montifringilla
英名:Brambling
黒とオレンジのコントラストが美しい。
全長:16cm

 あの大群でいるアトリが、たった1羽だけで飛来するなんてあるのかな?猛禽類に襲われて、群れから離れてしまったのかも・・・。

【2020年10月28日】

葦原に見え隠れするバン(幼鳥と成鳥)

ツル目クイナ科バン属 留鳥 全長32cm
学名:Gallinula cbloropus
英名:CommonMoorhen
 関東地方以北では、夏鳥。それ以外は留鳥、雌雄同色で、頭部から体下面は黒く、脇には白斑がある。額板と嘴が赤く、嘴の先端だけ黄色い。足指が長く、緑色を帯びた黄色。
 成長と幼鳥バンを動画で撮影することが何とかできたが、ほんとに警戒心が強い。そばにいたオオバンは、バンに比べれば警戒心がないようにも感じられる。