年別アーカイブ: 2019年

【2019年10月19日】

刈り取りの終わった田んぼに現れたチョウゲンボウ!

ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属 留鳥 全長48~58cm 翼開長110~140cm
学名:Falco tinnunculus
英名:Common Kestrel
 都市部でも繁殖する小型のハヤブサ類。冬季は全国の農耕地や干拓で、見られる。ネズミ、モグラ、バッタなどを捕食する。オスは頭部が灰色で、体上面は赤みのある褐色で黒斑があり、風切りは黒い。体下面は白く、黒い縦斑があり、尾羽は灰色で先端は黒い。メスは、頭部から体上面が赤褐色で黒い横斑がある。体下面は褐色を帯びた白で、黒い縦斑があり、尾羽が赤褐色で先端が黒い。

チョウゲンボウについて

【2019年10月19日】

まるで雪のようなミユビシギだ!

チドリ目シギ科オバシギ属 旅鳥・冬鳥 全長19cm
学名:Calidris alba
英名:Sanderling
 旅鳥または冬鳥として砂浜のある海岸、干潟に渡来し、時に数百羽の大群を形成する。後指がなく足指が3本なのが和名の由来だが、わずかに痕跡が認められる個体もいる。
 雌雄同色で、嘴は黒色で太く、足も黒い。
冬羽は、体上面が淡い灰色で、全体に白っぽく見える。想像以上の白さ。翼角は黒く、他のシギ類と見分けるポイントとなる。
夏羽は、頭部から胸、体上面は赤褐色で軸斑が黒く、体下面は白い。波打ち際で採食する様子は、トウネンにそっくりで、忙しなく動き回る。

初めてのミユビシギ、たった1羽で渡来!  冬羽の白さにビックリします!

【2019年10月17日】

まだいた夏鳥コサメビタキ(そろそろ渡りの時期だよ!)

スズメ目ヒタキ科サメビタキ属 夏鳥 全長13cm
学名:Muscicapa dauurica
英名:Asian Brown Flycatcher
 2019年10月17日に撮影したコサメビタキ。台風19号の影響で渡りがおくれているのかな。そろそろ旅立たないと遅れてしまうよ。

2019.10.17撮影(そろそろ渡りの時期ですよ。)コサメビタキについて  「コサメビタキの子育て」へ

【2019年10月17日】

クリークにいたカイツブリ

カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属 留鳥 全長26cm
学名:Tachybaptus ruficollis
英名:Little Grebe
 このカイツブリは、池や川ではなく、クリークに住んでいる。このときは、休憩中だったのか潜水することもなく、撮影させてくれた。まだ、夏羽のようで頰から首にかけて赤く、嘴や体上面が黒い。冬羽になると頬から首の部分が褐色になり、全身黄色みのある褐色。嘴は、赤みがあり、上部が黒くなる。

「遠すぎるカイツブリ」へ

【2019年10月17日】

ここにもコシジロオオソリハシシギ

チドリ目シギ科オグロシギ属 旅鳥 全長39cm
学名:Limosa lapponica menzbieri
英名:Bar-tailed Godwit 
 コシジロオオソリハシシギは、オオソリハシシギに比べて腰が白い以外にめだった違いがない。そのために、飛翔時でないと確認が難しく、渡来しているものの見逃されているケースが多いようだ。
 前回の撮影場所では、12羽程の群れは3日目は居なくなってしまった。この場所では3羽ほどいたが、今日は2羽になっていた。ハヤブサにやられてしまったのか、同じ群れなのかどうか分からないが、2羽で行動していた。その中の1羽に、コシジロの特徴が現れていた。

「初めてのコシジロオオソリハシシギ」へ

【2019年10月17日】

隠れているヒクイナ

ツル目クイナ科ヒメクイナ属 夏鳥 全長23cm 準絶滅危惧(NT) ヒクイナ
学名:Porzana fusca
英名:Ruddy-breasted Crake 
 顔から腹にかけて、火のように赤いクイナ類。夏鳥として九州以北に渡来し、本州中部以南では越冬する個体もいる。東日本では、個体数の減少が著しい。水田、湖沼、湿地などに生息し、明るい場所に出てくることは少なく、ヨシ原の縁などを歩きながら昆虫類を補食する。全長23cm

「葦原を隠れながら移動するヒクイナ」へ

【2019年10月17日】

撮影が難しいバン

ツル目クイナ科バン属 留鳥 全長32cm
学名:Gallinula cbloropus
英名:CommonMoorhen
 関東地方以北では、夏鳥。それ以外は留鳥、雌雄同色で、頭部から体下面は黒く、脇には白斑がある。額板と嘴が赤く、嘴の先端だけ黄色い。足指が長く、緑色を帯びた黄色。
 草陰で移動することが多く、なかなか撮影チャンスがない。

「やっと出会えた赤い額板」へ

【2019年10月13日】

水辺よりも草地を好むチュウサギ

ペリカン目サギ科コサギ属 夏鳥 全長69cm
学名:Egretta intermedia
英名:Intermediate Egret
 コサギとダイサギの中間的な大きさのシラサギ類。夏鳥として飛来し、本州、四国、九州で繁殖。北海道では稀な夏鳥。チュウサギは水辺よりも草地を好む傾向があり、昆虫やカエルを好む。雌雄同色。夏羽では、嘴は黒く、胸と背に飾り羽がある。冬羽では、嘴が黄色い。夏羽から冬羽にかけて、嘴は先端のみが黒い。
                             準絶滅危惧(NT) (環境省レッドリストより)

2019.10.10撮影 草地で好物のカエルを捕まえていますね。
チュウサギについて